こんにちは。ゆめのしっぽの職員です。
合同会社まるくすでは、月に一度「研修&プランニングの日」があります。
利用者さんひとりひとりのこれからを、一緒に考える大切な時間なのですが、少し前まで、私はこの時間が「苦手」でした。
今回は、そんな私が喜んで働く「喜働」に至った過程を書いてみたいと思います。
プランニングは、正直ちょっと。。。
「ゆめのしっぽ」が開業当初に使っていたシートは、来所時の様子や紙の情報だけをもとに作るものでした。
プランニングには、介護や、看護、リハビリ、相談支援の役割を担うスタッフに加えて管理職も加わります。立場によって「優先したいこと」もバラバラなのです。
それぞれ「想い」が強い分、方向性も定まらず、議論がすれ違ったり、時には小さな衝突もあったりしました。
開業当初は正直いうと

この時間がなかったら、もうちょっと楽に仕事ができるのになぁ
なって思っていた気がします。
どうしていきたいのか
せっかく志を持って北川代表が立ち上げた事業。
そこに、想いを持って集まった職員たち。
このプランニングは、私たちが望んでいる介護の形なのかと改めて真剣に考え直しました。
何度も話し合い、考えて、たどり着いたのが、現在活用している「その人の豊かな人生を応援する快護シート」と「豊かな人生の応援計画書」です。
「QOL(生活の質)」だけではなく
「QOD(死の質)」まで見つめて
その人の人生まるごとを応援できるようなプランニング。

人生にはさまざまなステージがあります。
病気や身体機能、認知機能などの影響を受けて想いや目標は変わっていくものだと思いますが、「人生の最終地点」で大切にしたいことは、きっとブレないんじゃないかと思っています。
だから私たちはそこを見つめて「最期の時に、なんて言ってもらいたいか」まで想像しながら、計画書をつくっています。
「ひとりの人」として
この新しいシートを使うようになってから、「支援する側・される側」という見方がどんどん薄れて、目の前の方を、ちゃんとひとりの人として見られるようになりました。
前回のプランニングでも、代表から「みんな成長したね」とありがたい言葉をいただきました。
振り返ってみると、あの頃の「しんどさ」が、今では「やりがい」に変わっているのを感じます。
喜んで働く「喜働」
介護現場に限らないと思いますが、色々な仕事が、毎日私たちの目の前に現れます。
その仕事を「こなす」だけじゃなく、利用者さんのことを本気で考える時間が、いつの間にか、自分の成長にもなっていると振り返りました。
「今日も、ここで働けてよかったな」って、思える日
来週も、再来週も笑顔で「喜んで働く」——
そんな毎日を、これからも続けていきたいと思います。
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