2010年ごろから普及し始めた3Dプリンターは多くの人に親しまれていまでは当初は専門的な知識が必要だったのに知識がなくても手軽に作れる夢のようなものです。
しかも発売当初は10万円以上が普通だったのに今では10万をきる3Dプリンターも普及して多くの人に親しまれるようになりました。
そんな3Dプリンターですが今回は欲しいけど選び方がわからないという人向けにピックアップしました。選び方なども載せてますので是非見ていってください。
3Dプリンターとは
3Dプリンターとは、立体物を表す「3DCAD」「3DCG」などの設計データをもとに、立体造形物を作る機械です。
従来のプリンターのように、紙などの平面にインクで文字や図を印刷するモノではなく、樹脂や粉末状の材料を積み重ねて縦・横・高さ3つのデータを出力します。
もともとは業務用の機材として導入されましたが、最近ではモノ作りにかかわるさまざまな現場で活躍。
プレゼンや説明に用いる模型や試作品作り、展示会に飾る展示物の造形など、幅広い分野で利用されています。
家庭においても、フィギュアなどの玩具やスマホケース、オリジナルの日用雑貨などを作りたい方の間で徐々に広まり始めている製品です。
家庭用3Dプリンターの選び方
その家庭用プリンターで造形可能なサイズはどうするか
3Dプリンターによって造形可能なサイズがあります。
大きくなると結果として3Dプリンター自体も大きくなってしまい、さらに値段も上がるので大きいものを選ぶのではなくその人が作りたい大きさのものを選ぶのがポイントです。
ポイントとして大きいものを作ろうとすると時間もかかりますし、反りや歪みが出てしまい綺麗にできないので小分けにしてパーツごとに作るのがおすすめです。
形式はどうするか
形式というのはその3Dプリンターによっての作り方の違いです。
「熱溶解積層方式」「光造形方式」「粉末焼結方式」「インクジェット方式」「粉末固着方式」があり方式によって選ぶ必要があります。
熱溶解積層方式とは
熱溶解積層方式は、プリンターヘッドから溶けた樹脂を押し出しながら積層する方法です。FFF(Fused Filament Fabrication)とも言われます。
この方式は2009年に特許が切れたことで安く買うことができます
本体価格もさることながら、材料の費用も安くコストパフォーマンスに優れていることから家庭用3Dプリンターで主流となっています。
コンパクトサイズが多いのも嬉しいポイントですね。
しかし、その反面、精度や仕上がりが粗いというデメリットがあります。
材料も光硬化樹脂や粉末材料を使用しないため、比較的安全に使用出来ます。
そのため、個人で初めて使うのに適した3Dプリンターといったところでしょうか。
光造形方式とは
まず、ご紹介するのが「光造形方式」です。SLA(Stereo Lithography Apparatus)と言われることもあります。
3Dプリンターと言えば「光造形方式」と言われるくらい定番のモデルです。
この光造形方式は、液状の樹脂に対して紫外線を当てます。
すると、その樹脂が硬化をするので、その作業を何層も繰り返すことにより立体的に作り上げていきます。
液体樹脂を使用しているので、複雑な造形も高精度に作成が可能!
しかも、表面が滑らかに仕上がるのも嬉しいポイントですね。
粉末焼結方式とは
この方式も2014年に特許が切れているので安く買うことができます。
粉末燃結方式は、粉末状の材料にレーザー光線を当てて焼結させる方法です。
他の材料と異なり粉末を扱うので、取り扱いには注意が必要です。
SLS(Selective Laser Sintering)と呼ばれることもあります。
この方式の最大の特徴は、何と言っても金属製の立体物も出力出来ることです。
また、材料の取り扱いも広く、複雑な造形にも対応可能ですし、造形物に併せて材料を選べるので、耐久性の高いものを作ることが出来ます。
しかし、表面がざらざらした仕上がりになるので、質感を求める場合には先ほど紹介したインクジェット方式などがあるお勧めですね。
インクジェット方式とは
インクジェット方式は、みなさんに馴染みのあるプリンターの印刷方式を応用したものでイン
クジェットの代わりにインクジェットヘッドから噴射した樹脂を紫外線で固めながら積層して作成していきます。
他の方式に比べて、高速にモデルを作ることが可能ですが、印刷を行うときと同じように少し稼働音が大きい傾向にあります。
液体を噴射して作成するため、印刷のように高解像度なカラーで造形を作成することができ、非常に高精度な作品に仕上がります。
きめ細かいため、表面の仕上げも滑らかになります。
しかし、アクリル系樹脂を使用しているため耐久性は弱く、力を加えるとすぐに壊れてしまうこともあります。
また、紫外線が当たると硬化する性質があるため、直射日光が当たると硬化してしまい、形が変わってしまいます。
そのため、長期的に使用する場合には向きません。
フィギュアなど色合いにこだわる方におすすめの方式です。
粉末固着方式とは
粉末固着方式は、石膏などの粉末材料を敷き詰めた上に、ヘッドを移動させて接着剤を吹き付けて固めていく方法です。
比較的スピードも速いのですが、石膏を接着剤で固めて作っているので、衝撃に弱く、壊れやすいというデメリットがあります。
この粉末固着方式の最大の特徴は、粉末材料に着色することでキメの細かいフルカラー造形が出来ることです。
また、材料費が安くランニングコストを抑えることが出来ます。
出力後に塗装をする必要がないため、フィギュアや建築モデルなど発色が求められる造形物に向いています。
そのプリンターに対応しているアプリはどうか
3Dプリンターによって対応しているアプリが違います。
そのため、選ぶ際には自分が作ったファイルがアプリを通して使用できるのかを確認する必要があります。
しかし最近に3Dプリンターに対応しているアプリはほとんどのファイルが利用可能なので大丈夫だと思います。
最後に
この記事で3Dプリンターについてよく知れたならうれしいです。
私も3Dプリンターを持っておりある程度暇なときにネットでフィギュアなどの3Dプリンター用のファイルを探したりしています。
子供がいればおもちゃを作ってあげたり大人でも暇なときに工作がてらと持っていれば何かと使うものなのでぜひ購入してみてはいかがですか。